お金借りるなら金融屋・・・が運の尽き

一度、どん底まで落ちた人間は、あとは這い上がるしかなく、そこからさらに落ちることはないから気楽だ、なんて言われたりもするが、一度どん底まで落ちた経験のある人間から言わせてもらえば、そんなものはどん底まで落ちたことのない人間の吐く言葉だと思う。
ウソだと思うならいっぺん落ちてみやがれ、くらいの気持ちだ。
何をするにも自分に自信が無くて、街を歩けば自分が笑われているような疑心暗鬼に陥り、金が無さ過ぎて誰からの誘いも断り続けた結果、友達が誰もいなくなり・・・など、書き始めると止まらない。
お金借りるならやっぱり金融屋から借りよう、と思ったことが、私の場合の運の尽きだった。
何が悲しくて、借りた以上の金を見ず知らずの人間に払わなければいけないのか、ということについて深く考えなかったことが敗因であり、そのことにもっと早く気づいていたらと思うと、いたたまれない気持ちになる。
今でさえか、私はだいぶ一般人の生活に戻ってきたけれど、これが仮にあのまま何も気づかなかったらと思うと、空恐ろしい気持ちだ。
借金なんかするもんじゃない。